そもそも腰痛って何？

腰の語源は諸説ありますが、上半身と下半身の間の要所であることから「越し」＝腰と言われているのが一番しっくりくるかと思います

単純に腰はくびれているところですが、お尻でもなければ背中でもないので、何か定義する言葉必要ということで腰になったのではないかと思います。

それでくびれているあたりが痛い＝腰痛ということになったんですね。

 

これも、えっ？？？って思いますよね？

でも、これは本当なんです。

日本整形外科学会が、「腰痛の85％が正確な診断は困難である」と言っています。腰痛の大きな分類が次のようなものになります。

・非特異的腰痛

・特異的腰痛

・緊張性腰痛

・慢性腰痛

・心因性腰痛

どれも難しい感じですね。簡単に説明していきますね。

非特異的腰痛は腰痛の原因が特定できていない腰痛です。心によるものだとか、最近では脳によるものであるとも言われています。

特異的腰痛は原因がハッキリしている腰痛で、例えば腰部分の背骨の骨折による痛み、腫瘍や背骨の穴が狭くなったり、ヘルニアによって神経が圧迫されている痛みですね。

緊張性腰痛は主に筋肉の緊張が高まることによる痛みです。

慢性腰痛は3か月以上続く痛みのことを指しますが、これは前述の非特異的腰痛や特異的腰痛に見られる神経の圧迫、骨折による痛み、緊張性腰痛に見られる筋肉による痛み、これらが長期化して慢性腰痛になることが多いです。

心因性腰痛は非特異的腰痛である、うつなど、心の不安定な状態が原因の腰痛です。

 

いかがでしょうか？

なんだかスッキリしませんよね？

それぞれの分類の説明が微妙にリンクしていて、どれも腰痛の原因じゃないかと言われそうです。

これからも腰痛の85％は正確な診断は困難であると言われているのが納得できますよね。